[落ち着きを取り戻す5つの呼吸テクニック]
焦りや不安、過度な心配などでパニックに陥ったり、仕事中に必要以上にカリカリしたり、家族やパートナー、周りの人にいつも以上にイライラしてつい過剰反応する事、誰でもあると思います。
そんな自分に気がついた時、まず使うテクニックは「呼吸」です。
普段はほぼ無意識に行っている呼吸を意識的に使って、シンプルなテクニックで自律神経を整えてマインドを鎮めることができます。
目の前の状況は変わらなくても、少しでも落ち着きを取り戻すと、穏やかな気持ちでその場の状況を理性的に判断して意識的な行動が取りやすくなりますよね。
ー 呼吸を使ったシンプルなリラックステクニックの紹介 ー
1.呼吸に集中
まずは呼吸に集中するだけでも感情や衝動のピークから少し自分を落ち着けるのに役立ちます。
いつも通りに呼吸をし息を吸ったり吐いたりしている時の体の感覚に意識を向けるという方法です。
2.優しい腹式呼吸
意識的に横隔膜(肺のすぐ下にある筋肉)を使って呼吸します。
腹式呼吸は自律神経を刺激し、副交感神経系をオンにしてくれるためリラックス効果をもたらします。
3.吐く息に集中をして長い、ゆっくりとした呼吸を行う
息を吐くことは副交感神経系の働きに関連しているため、私たちの体がよりリラックスして落ち着くために影響を与えます。
4.吸う息と吐く息の長さを同じにする
始める前に肺をからっぽにする様に息を吐き切る。
ゆっくりと頭の中で「5」数えながら息を吸って、吐く息もゆっくりと「5」数えながら同じ長さで吐き切ります。
5.吐く息の長さを少し長めにする
まずは吸う息で頭の中で「5つ」数え、吐く息も「5つ」数えます。
無理をせずに吐く息を長くできそうな場合には、吸う息で頭の中で「5つ」を数えたら、吐く息は「6つ」、「7つ」、「8つ」と一回毎に長くして行います。
ここでご紹介している呼吸法を、リラックスしたい時に是非お試しください。